中高年の健康維持にも葉酸が役立つのは本当?

妊娠中の女性に積極的に摂取が進められている葉酸ですが、中高年の世代にも葉酸は大切な栄養素です。健康維持のために葉酸を意識してみませんか。

高血圧の予防・改善に葉酸がおすすめの理由とは

葉酸を摂取することによって、高血圧の予防・改善に良い効果が期待されると聞いても、あまりピンとこないかもしれませんね。葉酸は、血圧の降下薬ではなく、自然の成分として存在しており、直接的に体に働きかけて血圧をすぐに下げるというわけではありません。

葉酸を摂取することによって、健康な状態の血液が造られ、血流がスムーズになり、血管の詰まりを防いで拡張させる効果が期待されています。葉酸をふだんからこまめに摂取して長く続けることによって、結果として血圧を適度に下げる効果が期待されるということです。

動脈硬化など血管性の疾患の予防・改善に葉酸パワー

動脈硬化は、その名の通り、動脈が硬くなる状態のことをいい、中性脂肪や悪玉コレステロールが血液に溜まって、柔軟性や弾力を失う状態のことです。

動脈は、通常は全身の健康を維持していくために必要な栄養素や酸素を運ぶ重要な働きをしていますが、動脈が老化すると、血管が狭くなり、塞がれるため、血流が滞り、血管性の病気を引き起こすリスクが高くなります。

葉酸不足により、血液中のヘモシステインが増加することも動脈硬化を引き起こす原因のひとつです。

毎日葉酸を摂取することによって、動脈硬化の原因物質であるホモシステインを減少させて、発症リスクを低減させるものと期待されます。

血流不足が原因の肩こりは葉酸を摂取して解消しよう

肩こりの原因は、体の冷えや血流不足による肩の筋肉の収縮と考えられています。葉酸をこまめに摂取して、血液が造られるようになり、全身の血流の状態が良くなれば、自然に肩こりが解消されることと思います。

葉酸には、造血に関係の深いビタミンのひとつであるメコバラミンの働きを促す作用があるとされています。メコバラミンは、末梢神経の修復に必要な成分であり、肩こりの緩和に良い効果が期待できそうです。

葉酸パワーで体質改善して痛風のつらい症状を軽減できる?

痛風という言葉の通り、ほんの少しの風が吹いても体に痛みを感じるのが、この病気のおもな特徴です。痛風とは尿酸が体内に溜まり、結晶となって関節の炎症を引き起こす病気で、症状が進行すると激しい痛みをともなうこともあります。

しかし、いつも痛みを感じるのではなく、しばらく時間が経てば痛みがなくなるので、完治したものと思っていると、また痛みが走り、激しい痛みを頻繁に繰り返すこともあります。

体内で尿酸が生成される原因として、チサンキンオキシターゼと呼ばれる酵素の存在があります。体内に葉酸が摂り込まれることによって、チサンキンオキシターゼの酵素の働きを抑えられると言われています。

痛風は、とくに中高年世代の男性に多くみられる症状で、毎日こまめに葉酸を摂取することによって、痛風や高血圧、動脈硬化など生活習慣病の予防対策にも役立てられることでしょう。

葉酸を摂取して脳梗塞など血管性の病気を予防しよう

日本人の脳梗塞の発症率が高くなった原因には、生活環境の変化や食生活の欧米化が進み、野菜の摂取量が少なく、人食中心の食生活をする人が増えてきたことなどが挙げられます。

2016年4月中旬時点での脳血管疾患の患者数は約118万人で年間医療費は約1兆7730億円、脳梗塞の死亡者数は年間で約66000人もいるので、今や国民病といっても良いほどです。脳梗塞などの脳疾患は、病気にかかってから治療を受けることはもちろん必要ですが、脳梗塞にかかる前に未然に防ぐ努力をすることが肝心です。

葉酸には、造血作用と血液の流れを正常に整える働きが期待されています。毎日の食事で、葉酸が多く含まれた野菜をたくさん食べて、足りない分は葉酸サプリメントで補うなど、食生活を工夫して、葉酸の適量の摂取を心がけておけば、血管が詰まる原因を排除することができます。

血液の流れを良くすることによって、脳梗塞や心筋梗塞、動脈硬化などの血管性の病気にかかるリスクを低減させることができます。

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