妊娠中に葉酸が必要なのはなぜ?理由と効果を解説

胎児の発育のために摂りたい栄養「葉酸」

葉酸は、母体の健康を維持するためにはもちろん、細胞を作り出す働きをしているため、胎児の発育のために欠かせない存在です。

葉酸不足になると、十分な細胞を作ることができず、妊娠初期に作られる胎児の脊髄や脳などの中枢神経が影響を受けやすくなってしまいます。

母体の葉酸が不足すると、胎児が神経管閉鎖障害を発症するリスクが高くなりますので、注意が必要です。

神経管閉鎖障害とは、妊娠初期におこりやすい胎児の先天異常。

歩行・排尿などに障害が出たり、死産を招く可能性もあるものです。

妊娠してから初めて葉酸を摂取することの重要さに気づく人もいますが、葉酸がより大切になる時期は妊娠初期なので、妊娠する前から摂取していると良いですね。

葉酸には妊婦の悪性貧血や妊娠高血圧症候群を防ぐ働きが期待できる

葉酸不足が原因とされる妊婦の悪性貧血。

めまい・立ちくらみなどの症状が起きやすくなるので、葉酸不足にならないように気を付けたいものですね。

また、妊娠5~7ヶ月頃になると血圧が上昇し妊娠高血圧症候群になる人も。

症状はけいれん・脳出血などですが、胎児の死亡に繋がってしまうこともあるので要注意です。

葉酸は血流改善効果もあり、高血圧の予防になるので、高血圧の傾向にある人も葉酸は欠かさないようにしましょう。

出産後の子宮回復&母乳の質アップに

葉酸にはもともと、ダメージを受けて傷ついた細胞を新しく生成する働きがあります。

出産後の体力の回復や身体的な機能の回復にも、おおいに役立てられるものと期待されています。

出産後に葉酸サプリメントを摂取したお母さんや、妊娠中、妊活中から葉酸をこまめに摂取してきたお母さんは、産後の体力の回復が早く、子宮が正常な状態に戻るまでがスムーズになるケースが多いようです。

赤ちゃんのが飲む母乳には、成長に必要な栄養素が豊富に含まれており、その中には葉酸も多く含まれています。

母乳は血液から作られている成分も多く、お母さんと赤ちゃんの血液を作るためには、葉酸の栄養素が必要不可欠な存在です。

そして、母乳の量を増やすためにも葉酸が必要。

葉酸には血液を造り出す働きがあるので、母乳の質を高めるためにも、産後も葉酸を摂るようにしたいですね。

葉酸以外の栄養素も大切に

妊娠中は、胎児の発育のためにも、そして母体の健康を維持するためにも、葉酸はもちろん、栄養バランスの良い食事を心がけていなければなりません。

妊娠初期は、つわりがひどいと食事も思うようにできなくなることもありますが、そんな時はサプリメントに頼るなどして、栄養不足にならないようにしたいですね。

妊娠中には、葉酸、ビタミンB12、カルシウム、ビタミンDなど、血液や骨を作るための栄養素が大量に消費されます。

葉酸も含めて、こられの栄養素が不足すると、貧血や骨粗鬆症を引き起こす原因となります。

また、胎児の発育と成長にも悪影響を及ぼして、未発達になるリスクが高まります。

妊娠中から出産後までは「葉酸を積極的に補給する」という意識が強くなりがちですが、その他の栄養素もおろそかにできません。

体内にビタミンやミネラルが不足しないように、バランス良く摂取することを心がけましょう。

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